あまりにもショッキングな退場劇であったため、連載当時から現在に至るまでファンの間では「ポンズ生存説」や「キメラアント転生説」が度々議論されてきました。
「女王蟻に捕食されたのであれば、記憶を持ったキメラアントとして生まれ変わっているのではないか」という考察は、後にカイトやコアラ、レイナ(シドレ)などの転生事例が描かれたことで急速に現実味を帯びました。一部では、宮殿突入編に登場した蚊のキメラアント(バスター)やその他の女性型蟻をポンズの生まれ変わりと結びつける仮説も存在しました。
しかし、作中の描写を客観的に検証すると、ポンズを殺害・捕食したのは女王直属の捕獲隊ではなく、その場にいた末端の兵隊アリでした。女王の胎内へ運ばれることなく現場で処理された可能性が極めて高く、残念ながら公式設定として転生や生存を示唆する明確な証拠は存在しません。この「救いのなさ」こそが、彼女の儚い美しさを永遠のものにしています。