設楽統さんと妻の出会いは、設楽さんがまだ何者でもなかった19歳(妻は当時18歳)のアルバイト時代にさかのぼります。高校卒業後、一度は西武鉄道に就職して駅員を務めていた設楽さんですが、お笑いの道を志して半年ほどで退職。劇団の研究生やタレントの運転手などをしながらフリーター生活を送っていた時期に、同じバイト先で出会ったのが現在の奥様でした。
当時の設楽さんは、風呂なし・トイレ共同の家賃数万円のアパートに暮らす絵に描いたような極貧状態でした。将来の保証が何一つない若手芸人の卵に対し、奥様は嫌な顔一つせず寄り添い、日々の生活を精神的にも支え続けたといいます。
約7年という長い交際期間を経て、2人が結婚を決意したのは設楽さんが26歳を迎えた1999年のことでした。そのプロポーズのきっかけは実に自然体なものでした。風呂なしアパートから風呂付きの物件へ引っ越そうとした際、同棲の契約や保証人の手続きを進める中で「どうせ一緒に住むなら、ちゃんともう結婚しようか」と設楽さんが切り出したのが決め手となりました。派手なサプライズではなく、長年培った信頼関係があったからこその自然なゴールインでした。