見た目の美しさだけを追求するのは危険だ。
2023年の警察庁統計によれば、二輪車事故における負傷者のうち、適切な保護装備を着用していなかったケースが全体の約38%を占めている。バイク女子にとって、ファッションは単なる見た目の問題ではない。命を守る防具なのだ。
レザージャケットが選ばれる理由は明確だ。牛革は摩擦に強く、転倒時のスライディングで皮膚を保護する。Daineseの「LEGGENDA LEATHER JACKET WMN」は、肩と肘にEN 1621.1レベル1のプロテクターを標準装備している。重量は約1.2kgと軽量ながら、耐摩耗性能は通常の衣類の約15倍に達する。
プロテクターの配置も重要だ。肩、肘、背中、胸部の4箇所が基本となる。KUSHITANIのリブブルゾンには脱着式ソフトパッドが組み込まれ、着脱が容易でありながら、衝撃吸収率は約60%を実現している。
プロテクター認証基準の読み解き方
CE認証には明確な等級がある。レベル1は衝撃エネルギー18kN以下、レベル2は9kN以下を透過する性能基準だ。数字が小さいほど保護性能が高い。Pro-Armorプロテクターはレベル1認証を取得し、通気孔を設けることで蒸れを軽減している。
胸部プロテクターは見落とされがちだが、肋骨骨折のリスクを約70%低減させる研究結果が報告されている。女性専用設計の製品は、身体のラインに沿った形状で快適性を高めている。