多くの受験生や保護者が依存しがちな大学受験・偏差値序列だが、この数値だけに固執することは大きなリスクを孕んでいる。偏差値はあくまで「その年の入試における合格難易度」を示す相対的な指標に過ぎず、大学が入学後に提供できる教育の質や先端研究のスケールを担保するものではないからだ。
例えば、量子技術やバイオテクノロジー、半導体といった特定の重点分野においては、偏差値の序列を覆すような突出した研究拠点を持つ大学が存在する。ペーパーテストの難易度という単一のフィルターで大学の価値を測る時代は終わりを告げつつあり、どの研究室で誰と学ぶかという「実質的な知力」の価値が再評価されている。