麺屋むすびのメニュー構成は店舗ごとに異なるが、共通する傾向として「地元食材や出汁の“結びつき”」を意識した商品設計が見られる。ある店舗では、地鶏と煮干しを合わせたWスープの「むすびそば」が看板メニューで、チャーシューは低温調理の肩ロースと炭火炙りのバラ肉を一度に楽しめる。価格は並盛りで950円前後、特製で1,250円前後という設定だ。
別の店舗では、汁なし担々麺を主力に据え、花椒と山椒の「結び」による痺れのレイヤーが話題を呼んだ。追い飯が無料または100円で提供され、最後までスープを“結ぶ”楽しみ方を提案している。この追い飯文化はSNS映えもあって若年層の来店動機になっており、休日ランチタイムには20代のグループ利用も増えているという。
実食した範囲で特筆すべきは、麺の茹で加減とスープの温度管理だ。厨房では注文ごとに麺をテボで茹で、湯切り後にしっかりと湯切り音を響かせる。提供時のスープ温度は85℃前後を維持しており、最後の一口まで熱さが続く。こうした細部への配慮が、ラーメン通から「丁寧な仕事」と評価される所以だろう。