バリカンを使ったセルフカットで最も多い失敗が、刈りムラによって頭部がまだら模様になる「虎刈り(トラがり)」です。この現象は、バリカンの刃が頭皮に対して浮いていたり、毛流れに沿って刃を滑らせてしまったりすることで生じます。
虎刈りを防ぎ、均一な長さに仕上げるための鉄則は「毛流れに逆らう逆刃」と「3方向クロス刈り」です。
髪の毛は場所によって生えている向きが異なります。前頭部は前へ、側頭部は下へ、つむじ周辺は渦を巻くように生えています。バリカンを動かす際は、必ず毛の生えている方向と真逆に向かって刃をゆっくり進めてください。
さらに、同じ場所に対して「下から上」「左から右」「斜め」と角度を変えて3回以上バリカンを通すことで、寝ている毛や方向の異なる毛を余さずキャッチできます。バリカンの運行スピードは「1秒間に約3〜5cm」を目安に、ゆっくり一定のリズムを保つことが均一カットの秘訣です。