犯行の手口は年々巧妙化している。従来の目に見える位置への設置ではなく、煙感知器の偽装カバー、壁掛け時計の文字盤の隙間、さらには施術台の真下に仕込まれたマグネット式のピンホールカメラなど、素人目には判別不能な偽装が施されていた。
ある被害女性は、施術台に横たわった瞬間に天井の不自然な反射光に気づき、スマートフォンで接写したことで発覚に至った。だが、すべての利用者がそこまで警戒して来店しているわけではない。脱毛施術中はゴーグルで目を覆われる時間も長く、視界が遮られた状態で無防備に晒される。この「客側の警戒が完全に解ける死角」を意図的に突いた悪質極まりない手口だ。