荒々しい側面が取り沙汰される一方で、多くの専門書では「犬のように人懐っこい」と評されます。ノルウェージャンフォレストキャットが甘えん坊で人懐っこい理由として、過酷な自然環境下で人間と共生し、穀物倉庫の警備などを担ってきた歴史的経緯が挙げられます。人間を「縄張りを脅かす敵」ではなく、「恩恵をもたらすパートナー」として認識する遺伝的素地が何世代にもわたって固定化されているのです。
ただし、その愛情表現の表れ方はオスとメスの性格の違いによって明確に分かれます。これから迎える家庭環境やライフスタイルに合わせ、性差の特性を理解しておくことが欠かせません。
【オス】どこまでも無邪気な甘えん坊タイプ
オスは成長後も子猫のような甘えん坊気質を色濃く残します。飼い主の帰宅時に玄関まで迎えに出てスリスリと体を寄せたり、作業中のデスクに割り込んで喉を鳴らし続けたりと、ストレートな愛情表現を見せます。感情の起伏がわかりやすく、甘えたい欲求を包み隠さずぶつけてくるため、愛玩動物としての濃密なスキンシップを求める飼い主にはオスが適しています。
【メス】気高く自立した「ツンデレ」クイーンタイプ
メスはかつて子育てを一手に担っていた名残から、警戒心と自立心が強く、常に周囲の状況を冷静に観察する傾向があります。ベタベタと抱っこされることを好まない個体が多く、一定のパーソナルスペースを保ちたがります。しかし、飼い主に対する信頼が確立されると、ふとした瞬間に足元へ寄り添って静かに眠るなど、奥ゆかしい愛情を示します。過度な構いすぎを嫌うため、一人暮らしや静寂を好む家庭との相性が抜群です。