最新トレンドを紐解くと、書き方の作法にも時代を反映した大きな変化が見られる。かつての定番だった「好きなタイプ」や「将来の夢」に代わり、現在のシートで主流となっているのは「MBTI(性格診断結果)」「推しのメンカラ(メンバーカラー)」「一番聴いているプレイリスト」といった項目だ。Z世代マーケティングの専門家も、自己開示と共感を同時に生み出すこのフォーマットの優秀さに熱視線を送る。
ヒット商品を長年送り出してきたサンスター文具株式会社の開発担当者は、現代の若者を惹きつける書き方のコツについて「完璧に仕上げすぎない隙(すき)」だと分析する。あえて手書きのクセ字を残したり、ツッコミどころのある回答を用意したりすることで、SNS上での会話のきっかけを作る。自分らしさを出しつつ、相手との距離を縮める絶妙なセルフプロデュース術がここにある。