切迫する巨大津波の脅威に対応するため、日本の防災産業も新たなステージへと進化を遂げている。極寒の津波避難に耐えうる高断熱型の避難シェルターや、停電下でも自律点滅して避難路を照らす誘導装置、スマートフォンと連動して瞬時に安全な高台ルートを示す避難アプリなどが相次いで開発されている。
寒冷地特有の課題である「凍結や積雪の中での避難」に対応するため、超軽量の防寒非常用寝袋や即設型の保温テントといった備蓄資材の普及も急ピッチで進む。各家庭や事業所においても、単なる家具固定にとどまらず、厳冬期を想定した防災セットの準備が生存率を左右する実質的な防壁となる。