靖国神社や合祀された人々をめぐるドラマは、数々の映像作品を通じても表現されてきた。石原慎太郎が製作総指揮を務めた映画『俺は, 君のためにこそ死ににいく』では、特攻隊員たちの純粋な想いと残された家族の痛切な念が、叙情的な映像美とともに描かれた。
一方で、李嬰監督によるドキュメンタリー映画『YASUKUNI』は、刀匠の技術継承や参拝者の多様な意見を冷静なカメラワークで映し出し、国内外で大きな議論を巻き起こした。歴史ドキュメンタリーや劇映画は、靖国神社という空間が持つ多角的な意味合いを観客に突きつける鏡の役割を果たしている。