日本で「イモリ」と聞いて多くの人が思い浮かべるのはアカハライモリだ。黒っぽい背面と赤い腹の対比が特徴で、見た目の印象が強い。赤い腹は外敵に対する警告色とされ、自然界では身を守るサインとして働くと考えられている。
アカハライモリには毒がある。人が普通に観察するだけで危険という意味ではないが、素手で触った後に目や口をこすらない、触れたら手を洗う、幼い子どもやペットが口に入れないようにする、といった基本的な注意は必要だ。かわいらしい「イモリ 王子」という呼び名を使う場合でも、生き物としての性質を軽く見てはいけない。
また、イモリは鑑賞向きの生き物であり、頻繁に触って遊ぶペットではない。皮膚が敏感で、人の手の温度や乾燥、石けんやハンドクリームの成分が負担になることがある。観察を中心に楽しむ姿勢が、イモリにとっても飼い主にとっても望ましい。