兵庫県西宮市に鎮座する阪神甲子園球場。大正時代から続く歴史の中で、数々のドラマを生んできたこの聖地も、異常気象という現代の課題と無縁ではいられなかった。グラウンドの整備を担当する阪神園芸のスタッフたちも、急変する天候と照りつける極度の猛暑に対し、極限のグラウンドコンディショニングを余儀なくされている。
共催者である朝日新聞社にとっても、今回の決定は大きな経営的・組織的判断を伴うものだった。安全第一を掲げつつも、伝統の大会をいかに安全に完走させるか。長年にわたり大会を支えてきた主催者としての使命感が、現場の迅速な情報開示とスケジュール修正を後押しした。