定番の野菜だけでなく、季節ごとの旬素材を取り入れられる懐の深さも白和えの魅力です。特に果物を使ったフルーツ白和えは、和食店でも前菜の定番として高い人気を誇ります。
代表格は秋の「柿」を使ったアレンジです。熟しすぎていない硬めの柿を短冊切りにし、春菊や炒り銀杏などと合わせると、柿の自然な甘みと豆腐衣のコク、春菊のほのかな苦味が絶妙なコントラストを生み出します。秋口には無花果(いちじく)、初夏にはシャインマスカットや巨峰、冬には洋梨や焼き芋などを加えるのも絶品です。
また、洋風のアレンジとして「クリームチーズ」や「オリーブオイル」、「粗挽き黒胡椒」を和え衣に少量加える手法も注目されています。アボカドや生ハム、スモークサーモンと合わせれば、ワインやクラフトビールのおつまみとしても映えるモダンな一皿に早変わりします。