トレンディドラマの主演として一世を風靡した時代、共演女優との熱愛説が何度となく浮上した。しかし、それらは作品のリアリティが高かったゆえの視聴者の願望が生み出した都市伝説に過ぎなかった。
実際には、撮影が終われば共演者とも適度な距離を保ち、深入りすることはなかったという。恋愛ドラマで脚光を浴びながらも、彼自身が真に情熱を傾けたのは、人間の業や闇を描く「サスペンス映画」への出演だった。
狂気と背中合わせの迫真の演技は、観客の息をのませた。単なる二枚目俳優にとどまらない、狂気を内包した怪演こそが、彼の俳優としての真骨頂であり、世間の恋愛観や結婚観とは異なる次元で生きていることを証明していた。