彼の名前を世に知らしめた金字塔といえば、ミュージカル『忍たま乱太郎』の善法寺伊作役だろう。不運に見舞われながらも、誰に対しても分け隔てなく温かい手を差し伸べる保健委員長。その優しさと芯の強さを、反橋は驚くべき解像度で具現化した。
殺陣のキレはもちろん、包容力に満ちた笑顔の裏にある葛藤まで繊細に演じ分けた彼の伊作は、原作ファンと舞台ファンの双方から絶大な支持を獲得した。長年にわたりシリーズを牽引し、作品を愛し、後輩キャストたちを背中で引っ張り続けた日々。この現場で叩き込まれた「舞台上で生き抜く覚悟」が、現在の彼の骨格を形成している。