芸能界の第一線で輝き続ける郷ひろみさんの生い立ちを紐解く際、欠かすことができないのが両親の存在です。本名を原武裕美(はらたけ ひろみ)といい、福岡県で生を受けた郷さんは、規律正しい父親と包容力豊かな母親という、対照的でありながら深い愛情で結ばれた両親のもとで育ちました。
父・原武英夫さんは、かつて日本国有鉄道(旧国鉄、現在のJR)に勤務していた鉄道マンでした。時間に正確で、責任感が強く、家庭内でも曲がったことを許さない一本気な性格として知られています。一方で母・原武輝代さんは、常に礼儀と感謝を重んじる大和撫子であり、息子がどれほど巨大なトップアイドルになっても決して驕ることのないよう、精神的な錨(アンカー)として支え続けました。
華やかな芸能界に身を置きながら、スキャンダルや浮ついた空気に呑まれず、常にストイックなプロフェッショナリズムを維持し続けている郷ひろみさんの人間性は、まさにこの両親から受け継いだ揺るぎない生活規範によって形作られたものです。