1989年10月から12月にかけてフジテレビ系列の月曜9時枠で放送された『愛しあってるかい!』は、バブル期の東京を舞台に、おバカで陽気な男子校の熱血教師たちと、洗練されたお嬢様女子校の女性教師たちが繰り広げる学園ラブコメディです。
全10話の平均視聴率は22.6%を記録し、クリスマスの時期に放送された最終回では最高視聴率26.6%を叩き出すなど、まさに社会現象級の反響を呼びました。トレンディドラマの王道でありながら、テンポの良いギャグと熱い青春群像劇を融合させた構成は、視聴者の心を一気に掴んだのです。
本作の脚本を手掛けたのは、後に『101回目のプロポーズ』や『高校教師』『人間・失格』などで社会派ドラマの旗手となる野島伸司氏です。ダークな重厚作のイメージが強い野島氏ですが、初期キャリアにあたる本作では、ウィットに富んだ会話劇と疾走感あふれるコメディセンスが遺憾なく発揮されていました。