画面に映し出される強欲な一族の姿を、私たちは果たして「遠い異国の狂人たち」として切り捨てることができるだろうか。富を巡る浅ましい争い、持てる者への妬み、持たざる者への見下し。そこに描かれているのは、現代社会を生きる私たち自身の影そのものだ。
毒を以て毒を制するように、本作は人間の醜悪さを容赦ない笑いに昇華させる。痛烈な風刺を浴びて笑い飛ばしたあと、胸の奥に残る重い余韻こそが、この映画の真価だ。混沌を極める時代にこそ、この強烈な劇薬に触れる価値がある。 (出典: 生き た メキシコ(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る