モノがネットで簡単に手に入る時代だ。わざわざ足を運ぶ理由をどう作るか。この問いに対する明確な回答が、テナント構成の激変に現れている。アパレルや雑貨の店舗面積を適正化する一方、五感を刺激するエンターテインメント施設やワークショップ空間が大幅に増床された。
地元の伝統工芸品を体験できるワークショップや、最新のアスレチックゾーン、地場食材をその場で調理して提供する体験型フードアリーナ。これらはすべて、画面越しでは決して味わえない「生の体験」を求めてやってくる客層の心をつかんで放さない。現地を歩くと、買い物の袋を提げて歩く客以上に、その場所での「時間」を楽しんでいる人々の表情が強く印象に残る。