業界内部の暴走と限界を白日の下に晒した名著、書籍『コンサルタントが会社を潰す』が警鐘を鳴らすように、コンサルティングビジネスには構造的な利益相反が存在する。コンサルタントの評価指標は顧客企業の長期的な存続や繁栄ではなく、自社ファームへの売上やプロジェクトの延長だからだ。
経営コンサルティング業界のビジネスモデルは、クライアントが自立してコンサルタントを不要とすることを本質的には望まない。「問題を解決するフリをして新たな課題を作り出し、契約を更新させ続ける」というビジネス構造が存在する限り、経営者が自制心を持たなければ、自社のリソースを無制限に吸い上げられ続けることになる。