日本対ベトナムの対決において、世界中のフットボールファンに強烈なインパクトを残したのがアジアカップでの一戦です。下馬評では森保ジャパンの圧倒的優位が伝えられ、事前の勝敗予想でも大差での勝利を見込む声が大半を占めていました。しかし、キックオフ直後から試合は誰もが予想し得なかったスリリングな乱打戦へと突入します。
先制点を奪いながらも、ベトナムの洗練されたセットプレーと鋭利なカウンターによって一時は1-2と逆転を許す衝撃の展開となり、スタジアムおよびSNS上のサポーターは一時騒然となりました。ピッチ上で何が起きていたのか、報道陣の取材に応じた選手たちの証言を総合すると、明暗を分けたのは「プレッシングのズレ」と「セットプレーの守備対応」でした。
ベトナムは日本のハイプレスを逆手に取り、日本のボランチ脇のスペースへ的確にロングフィードを配給。セカンドボールの回収率で一時優位に立ちました。しかし、日本代表の真価はここから発揮されます。前半終了間際に南野拓実選手が冷静なフィニッシュで同点に追いつき、さらに中村敬斗選手による鮮烈なミドルシュートで再逆転。個の打開力と強固なメンタリティで相手のゲームプランを打ち破り、最終的に4-2で競り勝つ結果となりました。