彼女の最大の魅力であり、同時に彼女自身を追い詰める刃ともなったのが、自ら手がけた歌詞の世界観である。「無色」「Special Holynight」「No Control」といった代表曲に共通するのは、自己喪失感や他者との隔絶に対する鋭い痛みだ。
単なるティーンエイジャーのセンチメンタリズムにとどまらない、生々しいまでの葛藤の描写。当時の音楽メディアは彼女を「時代の痛みを代弁する等身大の表現者」と評した。言葉の端々に漂う危うさは、リスナーにとって強烈な共感の対象であり、彼女のアーティスティックなアイデンティティそのものだった。