全国に広がる道路ネットワークの中で、いま最もダイナミックな進化を遂げているのが関東エリアだ。国土交通省および関東地方整備局は、道路交通の安全性向上にとどまらず、地域活性化の核となる拠点として道の駅の機能拡張を力強く後押ししてきた。防災拠点としての強靭化はもちろん、観光ハブとしての役割が急速に高まっている。
地理や道路交通の変遷に詳しい研究者の浅井建爾氏も指摘するように、日本の道路インフラは単なる移動の手段から「体験と交流を生み出す舞台」へとシフトした。全国道の駅連絡会の集約データを見ても、利用者の滞在時間は年々延びている。買い物をしてすぐ立ち去る場所ではなく、半日から丸一日を過ごす滞在型リゾートとしての性格が定着した証拠だろう。