共通テスト終了後、大手予備校(河合塾・駿台・東進など)から提供される共通テストリサーチの判定が出揃うと、受験生の心理は大きく揺れ動きます。例年の出願動向と心理的要因を踏まえた判断基準を提示します。
出願先を維持して勝負すべき人の条件
2次試験の配点比率が50%以上を占める大学・学部を志望しており、記述模試で安定した得点力を発揮してきた受験生です。リサーチ判定がC判定やD判定であっても、共通テストと2次試験の合計点逆転圏内にいる場合は、前期日程で第一志望に挑戦する価値が十分にあります。ただし、後期日程には手堅い安全校を配置するリスク管理が前提となります。
出願先の変更・安全策を講じるべき人の条件
共通テストの配点比率が70%以上と極めて高く、2次試験での逆転余地が構造的に小さい大学を志望している場合です。ボーダーラインから大きく乖離したE判定の場合、倍率速報で足切り(第1段階選抜)予告倍率を超えている兆候が見えた段階で、配点比率が有利な他大学や公立大学への柔軟な変更を決断することが賢明です。
保護者や教員の期待に応えようとするあまり、客観的な配点構造や逆転可能性を無視した無理な出願を強行すると、浪人リスクを極端に高める結果となります。受験生本人の意志と客観的なデータに基づき、冷静にリスクを分散させた「前期・中期・後期の組み合わせ」を構築してください。