2026年8月現在、加藤智大はすでにこの世にいない。加藤智大の死刑は2026年7月26日、東京拘置所で執行された。法務省が死刑執行を公表した際、報道各社は「秋葉原無差別殺傷事件の死刑囚・加藤智大元死刑囚の刑が執行された」と一斉に速報を流した。享年39歳だった。死刑確定から約7年が経過しての執行であった。これは2026年12月に確定した3人の死刑囚と同時期に執行されたものではなく、単独での執行だったとされている。
加藤智大の判決は2011年3月24日、東京地方裁判所で下された一審・死刑判決に始まる。その後、2012年9月12日に東京高等裁判所が控訴棄却、2015年2月2日に最高裁判所が上告を棄却し、死刑が確定した。裁判の最大の争点は「完全責任能力の有無」だった。弁護側は犯行当時、加藤が統合失調症または妄想性障害の影響で心神耗弱状態にあったと主張したが、一連の判決は「計画的で冷酷な犯行」として完全責任能力を認めた。裁判長は判決理由で「動機は身勝手で自己中心的。人命をあまりに軽視している」と厳しく断じた。