1980年代のアイドルブームとともに定着したこの言葉は、長らく「本性を隠して男ウケを狙う女」というネガティブなレッテルとして機能してきた。同性からの激しいバッシングの対象であり、テレビ番組では格好のいじりネタだった。しかし、四半世紀が過ぎた今、その構図は完全に崩壊している。
TikTokやInstagram、そしてVTuberの台頭が、この概念を「エンタメ」へと昇華させた。視聴者は、それが「作り込まれたキャラクター」であることを百も承知で消費している。むしろ、完璧に作り込まれた「可愛さ」を徹底できるプロ意識こそが、現代のクリエイターエコノミーにおいて高い評価を得る時代なのだ。