今日私たちが当たり前のように楽しんでいる夢の場所は、歴史に名を残す男たちの熱い執念によって誕生した。かつて株式会社オリエンタルランドの社長を務め、「東京ディズニーランドの父」と称された高橋政知氏の存在なくして、この巨大プロジェクトの成功は語れない。
昭和の高度経済成長期、浦安の遠浅の海を埋め立てて巨大リゾートを建設するという壮大な構想は、当時のテーマパーク・レジャー産業の常識を遥かに超えた挑戦だった。その背後で資金面・インフラ面を強力に支え続けたのが京成電鉄である。高橋政知氏の情熱と京成電鉄の先見の明が交錯し、幾多の難局を乗り越えた末にアメリカ本土以外で初となるディズニーテーマパークが千葉の地に誕生した。この歴史を知ることで、舞浜を走る京成バスの姿にも深みのあるストーリーが浮かび上がってくる。