昭和の寵児から令和の再評価へ——没後15年、『狂った果実』70周年を迎えた名優・長門裕之が今、スクリーンで異彩を放つ理由

昭和の寵児から令和の再評価へ——没後15年、『狂った果実』70周年を迎えた名優・長門裕之が今、スクリーンで異彩を放つ理由

話題沸騰中の 昭和の寵児から令和の再評価へ——没後15年、『狂った果実』70周年を迎えた名優・長門裕之が今、スクリーンで異彩を放つ理由について、多角的な視点を整理して公開しています。

『豚と軍艦』(1961年、今村昌平監督)で見せた、米軍基地の街・横須賀で愚連隊として生きる青年の滑稽さと哀愁。あるいは『しとやかな獣』(1962年、川島雄三監督)での毒のある軽妙さ。長門裕之の真骨頂は、どんな監督の色彩にも染まりながら、決して自身の存在感を失わない「カメレオン俳優」としての柔軟性にあった。

昭和の映画産業が斜陽期を迎えると、彼はすぐさまテレビドラマの世界へと活動の場を広げた。サスペンスドラマの悪役から、ホームドラマの人間味溢れる父親役、さらには時代劇の重厚な重臣まで、彼が演じた役柄の数は計り知れない。媒体が変わろうとも、スクリーンやブラウン管の向こうにいる観客を魅了し続けたのは、彼の中に息づく「活動屋」の魂そのものだった。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。