銀座の食を語る上で、二大百貨店の存在は外せない。銀座三越の地下フロアに足を踏み入れると、洗練されたプレゼンテーションと活気が視界を埋め尽くす。老舗の風格を保ちながらも、現代的なポーションやヘルシー志向を取り入れたラインナップは圧巻だ。
対する松屋銀座は、独自の目利きが光るセレクトで食通の支持を集める。両館のしのぎを削る競演について、某大手百貨店の腕利きデパ地下バイヤーはこう明かす。「銀座のお客様は味への妥協を一切許さない。伝統的な調理法を守りつつ、家庭では決して再現できない『あとひと手間』をかけられるブランドだけが生き残る」。棚に並ぶ一品一品が、徹底したクオリティコントロールの賜物なのだ。