甲子園観戦で最も後悔しやすい要素が「直射日光」と「雨」です。屋外球場特有の開放感と引き換えに、天候への備えを怠ると過酷な耐久戦を強いられることになります。
まず、甲子園の日陰座席おすすめエリアを見極めるカギは「太陽の軌道」と「座席の方角」にあります。甲子園は南南西を向いて建設されているため、正午を過ぎると太陽はバックネット裏から3塁側へと沈んでいきます。そのため、デーゲームにおいて3塁側(ブリーズシート周辺)は13時半を過ぎると広範囲が日陰に入り、涼しい浜風を感じながら快適に観戦可能です。対照的に、1塁側(アイビーシート)は試合終了直前まで強烈な西日(夕陽)に晒され続けるため、真夏のデーゲームではサングラスや帽子、十分な水分補給が欠かせません。
次に、甲子園の雨に濡れない席と大屋根「銀傘」の関係性です。内野上段を覆う銀傘は2009年の改修で拡張されましたが、座席番号によって雨除け効果は明確に分かれます。
現場検証データによると、内野席(SMBCシート・アイビーシート・ブリーズシート)における雨天時の境界線はおおむね「段数20段目〜25段目」です。1段目〜15段目の下段エリアは銀傘の庇(ひさし)から完全に外れるため、レインポンチョの着用が必須となります。25段目以降の上段席であれば、小雨から通常の雨なら傘や合羽なしで濡れずに観戦可能です。ただし、浜風を伴う強い吹き込みがある荒天時は、30段目前後まで雨粒が舞い込むケースがある点に留意してください。