かつて都市部を席巻したフクロウカフェのあり方にも、大きな地殻変動が起きている。動物福祉を巡る法規制の強化と市民意識の高まりを受け、狭い室内空間で繋ぎ止めるスタイルの店舗は急速に減少した。
代わって台頭したのが、野外の保全区や保護シェルターを拠点とした「エシカル・ウォッチング」の潮流だ。ある保護団体の代表はこう指摘する。「触れ合うことだけが愛着ではない。一定の距離を保ち、彼らのありのままの生活圏を尊重することこそが、現代的な関係性です」。消費者側の意識向上も目覚ましく、商業利用から真の共生へと舵が切られている。