渦中の人物である野々村竜太郎氏が脚光を浴びたのは、政務活動費不正受給問題が発端だった。年間190回以上もの日帰り出張を名目に巨額の公金を請求していた事実が発覚。釈明の場として設けられた号泣記者会見では、情動を爆発させて身振り手振りを交えつつ不服を訴える姿が全国へ中継され、メディアの熱狂は頂点に達した。
その後、事態は司法の場へと移る。神戸地方裁判所で開かれた一審では、在宅起訴された同氏に対して懲役2年・執行猶予4年の有罪判決が言い渡された。騙し取ったとされる政務活動費については全額返還されたものの、社会的信用の失墜と政治家としてのキャリアの終焉は免れなかった。判決確定後、彼は公の場から完全に姿を消すことになる。