お店の看板メニューであり、訪れる客のほとんどが注文するのが「鹹豆漿(シェントウジャン)」だ。温かい豆乳にお酢を合わせることで、おぼろ豆腐のようにふんわりと固まる台湾の伝統的なスープである。ひとくち口に含むと、大豆の自然な甘みと酸味が絶妙なハーモニーを奏で、自家製ラー油のピリッとした辛みが心地よいアクセントを加える。
この深みある味わいの背景には、極限までこだわり抜いた豆乳作りのプロセスが存在する。系列店である「東京豆乳製造所」で培われた技術とノウハウを惜しみなく注ぎ込み、厳選された大豆から毎朝搾り出される豆乳は、コクと風味が格別だ。添加物を一切使わず、豆本来の旨味を引き出す手作業の仕込みこそが、他では決して味わえない至高の一杯を生み出している。