うさぎマンボをはじめとする「マンボ菓子」が誕生した歴史を遡ると、昭和30年代(1950年代半ば)の日本社会にたどり着きます。当時、キューバ発祥の音楽「マンボ」が大旋風を巻き起こし、街中やメディアでペレス・プラード楽団の軽快なリズムが鳴り響いていました。新しい流行に敏感だった駄菓子メーカー各社が、「この情熱的で軽快なブームにあやかりたい」として名付けたのがマンボ菓子の起源とされています。
当時、名古屋市周辺には小麦粉やでんぷん加工を得意とする菓子工場が集積しており、高価だった砂糖の代わりにブドウ糖やサッカリンを用いた庶民向け菓子が次々と考案されました。その中で、セロハンやポリエチレンのチューブに粉末ペーストを充填するマンボ菓子は、カラフルな見た目と安価さで子どもたちの心を掴み、全国の駄菓子屋へと爆発的に普及したのです。
時代が移り変わり、町の駄菓子屋が減少した現在、うさぎマンボはどこで手に入るのでしょうか。リアル店舗の流通状況を調査したところ、「セブン-イレブンなどの大手コンビニエンスストアでは、昭和レトロフェアなどの特別催事を除いて常時棚に並んでいるケースは稀」という実態が浮き彫りになりました。確実に入手したい場合は、「おかしのまちおか」などの菓子専門店、ドン・キホーテの駄菓子コーナー、大型商業施設内のレトロ駄菓子店を訪れるか、Amazonや楽天市場などの主要ECサイトで箱買い(大人買い)するのが最も現実的な選択肢となっています。