顔写真を直接アイコンに設定することに抵抗がある層から絶大な支持を集めているのが、繊細な線画イラストだ。鉛筆や万年筆でサラリと描いたようなラフなタッチ、顔のパーツをあえて詳細に描き込まずシルエットやヘアスタイルだけでニュアンスを伝える手法は、見る人の想像力をかき立てる。
韓国のインディーズシーンにおけるグラフィックデザインは、タイポグラフィとイラストの組み合わせが非常に巧みだ。ハングル特有の幾何学的な美しさをロゴのように配置したデザインや、3Dグラフィックを用いた近未来的なアバターアイコンも台頭している。リアルな自分をそのまま晒すのではなく、理想のムードを投影した分身をアイコンとして纏う感覚が定着しつつある。