世界の全消費電力のうち、実に40%以上を産業用のモータ駆動が占めているという事実を知る人は意外に少ない。つまり、モータの効率をわずか数パーセント引き上げるだけで、地球規模のCO2削減インパクトが生まれる。こうした背景から主導されているのが「産業用モータ省エネ化プロジェクト」だ。
最高レベルのエネルギー効率規格(IE4やIE5クラス)を満たす永久磁石モータや同期リラクタンスモータの開発が進み、既存設備からの置き換えが急速に進んでいる。古いモータを最新型に更新するだけで、工場全体の消費電力を即座に数%〜十数%削減できるケースも珍しくない。脱炭素社会の実現に向け、企業の排出量削減目標を達成するための「最も具体的で確実な投資」として、経営陣からの期待は極めて高い。