平田志穂子さんのキャリアにおける最大の転機となったのが、アトラスのサウンドクリエイター・目黒将司氏との出会いでした。
『ペルソナ3』で川村ゆみ氏を起用し、ゲーム音楽界にボーカルポップス・ラップという革新をもたらした目黒氏は、続編『ペルソナ4』の制作にあたり、ポップで明るく、かつ都会的なソウルテイストを歌いこなせる新しい才能を探し求めていました。そのオーディションで見出されたのが平田さんでした。
目黒氏が紡ぐ変拍子混じりのスタイリッシュなアシッドジャズやポップロックを、平田さんは見事な英語詞のグルーヴ感で表現。ゲームの爆発的ヒットとともに、オープニングテーマ『Pursuing My True Self』や戦闘曲『Reach Out To The Truth』はゲームミュージック史に残る金字塔となり、日本国内にとどまらず北米や欧州のアニメ・ゲームファンからも絶大な支持を獲得しました。