かつて静かな住宅街であり、工場地帯の側面も持っていた辻堂。2010年代以降の大型再開発やテラスモール湘南の開業を経て、住みやすい街として急速にスポットライトを浴びるようになった。急速な都市化が進む中で生まれたのが、「地域コミュニティの温もりを形に残したい」という地元有志の強い想いだ。
単なる商業イベントではない。辻堂マルシェは、生産者と消費者が直接顔を合わせ、会話を交わす「対話の場」としてスタートした。初期は数軒の農家と小さな手作り工房が集まるつつましい規模だった。しかし口コミで評判が広がり、現在では毎月多くの来場者を惹きつける一大ローカルイベントへと成長を遂げている。