恵比寿の食を語る上で、イタリアンの多様性とスイーツの革新性は外せない。地中海の風を感じさせる本格派トラットリアから、カウンター越しにシェフのライブ感を味わえる薪火イタリアンまで、料理人の個性が光る店舗がひしめき合っている。
また、日本を代表するパティシエである鎧塚俊彦氏のように、素材の生産現場からこだわり抜き、出来立ての感動を届けるアプローチは、街全体のデザートカルチャーに大きな影響を与えた。ディナーの余韻を深める「締めスイーツ」や、一皿の芸術作品として提供されるアシェットデセール専門店の隆盛は、恵比寿という街の熟成された食文化を象徴している。