彼の表現力のバックボーンを探る上で欠かせないのが、大型映画作品での経験だ。映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』において主役を務めた際、VFXを多用したファンタジー映画の現場で、実在しない敵や背景を相手にした卓越した想像力を発揮した。
さらに長編アニメーション映画『屋根裏のラジャー』では、声の出演として主役のラジャーを演じきった。人間の記憶から忘れ去られる「イマジナリーフレンド」の切なさと情熱を、声だけで繊細に表現した仕事は高い評価を獲得。実写と声優という異なるアプローチを交互に経験することで、声の響きや微小な感情の揺れを緻密にコントロールする技術を自分のものにしていった。