ネオンの退場は、物語全体のパワーバランスにも決定的な変化をもたらしました。
クロロにとっては、予言によって旅団の危機を回避する手段が永遠に失われたことを意味します。ヨークシン編で旅団の壊滅を防いだ「天使の自動筆記」が使えない状態のまま、幻影旅団はヒソカという狂気の暗殺者とカキン王国の王位継承戦が渦巻くブラックホエール1号に乗船することになりました。
一方のクラピカもまた、ノストラード組の看板を背負いながら第14王子オイト・ワブルの護衛任務に命を削っています。ネオンという「かつての庇護対象」がいなくなった世界で、クラピカと幻影旅団が再び相まみえる時、どのような運命の清算が行われるのか。ネオンの死は、両者の因縁が後戻りできない最終局面へと突入したことを告げる静かな号砲だったのです。