7月24日は、日本の統治体制や情報インフラが劇的に切り替わった節目としても歴史に深く刻まれています。1587年7月24日(天正15年6月19日)、天下統一を進める豊臣秀吉は筑前・箱崎において、突如として「バテレン追放令」を発布しました。キリスト教布教の禁止と宣教師の国外退去を命じたこの決断は、西洋列強による植民地化への警戒と、宗教勢力が国内統治を脅かすリスクを排除するための地政学的判断であり、後の鎖国政策へ至る嚆矢となりました。
時代が下り、メディア史における最大のパラダイムシフトが起きたのもこの日です。2011年7月24日正午、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北3県(岩手・宮城・福島)を除く全国44都道府県で、約60年間続いた地上アナログテレビ放送が一斉に終了し、地上デジタル放送への完全移行が完了しました。画面が突如として青色の告知画面に切り替わり、深夜24時に完全停波した瞬間は、昭和・平成のテレビ黄金期が終わり、双方向デジタルネットワーク時代への完全移行を告げる象徴的な光景でした。