かつて自らの実体験をもとに「TGP(Trying to Get Pregnant)」という言葉を掲げ、不妊治療のプロセスを包み隠さずオープンにした試みは、日本の社会的認知を大きく前進させた。当時はまだ個人的な悩みとして閉ざされがちだった問題に光を当て、孤立しがちだった多くの当事者に寄り添った功績は極めて大きい。
現在も医療関係者やサポート団体との対話を積み重ね、制度設計や正しい知識の啓発活動に注力している。単なる成功談だけでなく、抱えていた不安や葛藤までを隠さず分かち合う姿勢は、今なお迷いの中にいる人々にとっての暗闇を照らす灯火であり続けている。