Q1:広辞苑をはじめとする辞書に「24時間座り続けなければならない」というルールはありますか?
A1:いいえ、一切ありません。『広辞苑』をはじめとする主要な国語辞典において、「座り込み」は「要求を通すために特定の場所に座って動かないで行う示威・ピケッティングなどの闘争形態」と定義されており、24時間連続滞在や不眠不休を要件とする記述は存在しません。
Q2:なぜ辺野古の抗議看板は「誰も座っていない時間」があるのに日数がカウントされていたのですか?
A2:辺野古の抗議活動は、工事用車両が搬入される時間帯(1日3回)に合わせて集中して座り込み、搬入を遅延・阻止する戦術をとっているためです。夜間や搬入のない時間帯はテントの維持管理や交代要員の休息に充てられており、看板の日数は「基地建設反対の阻止行動を開始してから継続してきた通算日数」を象徴しているためです。
Q3:座り込みとピケッティングやデモ行進の違いは何ですか?
A3:デモ行進が集団で道路を移動しながら意見を表明する「移動型示威」であるのに対し、座り込みは特定の場所に腰を下ろして立ち退かない「滞留型実力行使」です。また、出入口を封鎖して業務や資材搬入を阻止するピケッティングの手法として座り込みが用いられることが多く、両者は密接に関連しています。
Q4:この論争をきっかけに、岩波書店が広辞苑の記述を改訂する予定はありますか?
A4:現時点で「座り込み」の定義を特定インフルエンサーの主張に合わせて変更・改訂する動きはありません。辞書は日常的な慣用と歴史的な意味を反映するものであり、社会運動用語としての「座り込み(示威・ピケッティング等の闘争形態)」という本質的な語釈は、日本語学的に極めて正確で過不足がないと評価されています。