大さじを使って正確に30gを測り取るには、単にスプーンですくうだけでは不十分だ。計量スプーンを正しく扱うための基本は「すり切り」である。スプーンの縁に合わせて平らにならす作業を怠ると、数グラムの誤差が簡単に生まれてしまう。
特に小麦粉やすりごまのように押し固まりやすい粉類は、袋から直接スプーンですくうと密度が高くなり、想定以上の重量になってしまう。一度スプーンでふんわりとすくってから、ヘラや包丁の背を使って優しく「すり切り」を行うのが鉄則だ。
また、味噌や蜂蜜のような粘度の高い調味料を計量スプーンで測る際は、スプーンの内側に付着して残る分も計算に入れる必要がある。固形に近い味噌は大さじ1杯で約18gだが、空気が入らないよう隙間なく詰める技術が求められる。