かつての社会人サークルといえば、テニスや登山、読書会といった趣味を通じた純粋な交流の場だった。しかし、ここ数年でその性質は大きく変貌している。特に2026年現在、SNSやマッチングアプリを入り口とした「イベンター」と呼ばれる主催者たちが急増。彼らの目的は、純粋なコミュニティ運営ではない。その大半が、裏で特定のマルチ商法(連鎖販売取引)や暗号資産、不動産投資の勧誘グループと繋がっている。
最初は「みんなでBBQをしよう」「タコパ(たこ焼きパーティー)をやろう」といったカジュアルな誘いから始まる。参加費も1,000円〜2,000円と安価に設定されており、警戒心を解くには十分だ。しかし、何度か顔を合わせるうちに、サークルの「中心メンバー」と呼ばれる人物から個別のアプローチが始まる。「将来に不安はない?」「不労所得に興味ない?」といった言葉が、親密な関係性を盾に投げかけられるのだ。