法的な決着がついたとはいえ、スシロー迷惑行為当事者少年が背負うことになった代償はあまりにも重い。事件直後からネット上では特定運動が過熱し、本名、顔写真、通っていた高校、果ては実家の外観写真や家族の素性までが白日の下に晒された。
少年は通っていた高校の退学を余儀なくされ、家族も含めて生活環境の激変を強いられた。検索エンジンやソーシャルメディアのログに半永久的に刻まれるデジタルタトゥーは、どれだけ歳月が経過しても完全に消え去ることはない。就職活動、住居の契約、日常の人間関係――人生のあらゆる分岐点において、過去の愚行が影のように付きまとう過酷な現実が今も続いている。ネット社会における「一瞬の承認欲求」がもたらす破壊力の凄まじさを、彼が背負う十字架は物語っている。