首都圏キー局が海外ドラマの放送を縮小する一方で、熱い支持を集めたのが地方独立局を中心とした中国ドラマ地上波放送スケジュールです。テレビ埼玉、サンテレビ、TOKYO MX、テレビ神奈川(tvk)などは平日の朝夕枠を有効活用し、過去のメガヒット作を次々と地上波初放送・再放送しました。
『瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜』や『如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』といった紫禁城を舞台にした宮廷愛憎劇は、地上波ローカル枠で繰り返しオンエアされ、SNS上での実況コミュニティを大いに賑わせました。当時の中国時代劇放送予定一覧を俯瞰すると、主に以下の3つのジャンルが視聴率と反響を二分していたことが分かります。
第1に、策略と復讐が渦巻く「後宮サスペンス・愛憎劇」。第2に、神仙世界や仙界の壮大な宿命を描く「ファンタジー古装劇」。そして第3に、王権争いと純愛を交差させた「本格歴史ロマンス劇」です。視聴者のニーズに合わせて中国ロマンス時代劇放送日程が緻密に組まれており、曜日や時間帯ごとに異なるテイストの作品を楽しめる贅沢な環境が整っていました。