榎本加奈子さんの芸能界引退理由は、2005年の結婚と出産に伴い、家庭と育児を最優先にするという明確な決意によるものでした。人気絶頂期に潔く引退を選んだ彼女ですが、その後は単なる主婦にとどまらず、持ち前のバイタリティを発揮して実業家としてのキャリアを切り開きました。
その代表格が、2008年に北海道・札幌にオープンした「KANAKOのスープカレー屋さん」です。自身が札幌の食文化に惚れ込み、スパイスの調合から具材の選定、店舗プロデュースまで徹底的に関わった同店は、有名人ショップの枠を超えた本格的なクオリティで大ヒットを記録しました。仙台や横浜などへ複数店舗を展開し、フランチャイズやレトルト商品の全国展開など、飲食ビジネスの最前線で敏腕経営者としての手腕を発揮しました。
さらに注目すべきは馬主としての活動です。夫の佐々木主浩氏はヴィルシーナやシュヴァルグラン、ヴィブロスなど数々のG1馬を所有する名馬主として知られますが、榎本加奈子さんも競走馬の血統選定や育成、馬主関係者との社交において重要な役割を果たしています。冠名や血統への深い造詣を持ち、競馬界のビッグレースの表彰台で佐々木氏とともにトロフィーを掲げる姿は、競馬ファンにとっておなじみの光景となっています。